【会計】一括償却資産とは?

【会計】一括償却資産とは?

キイロイです。

固定資産(一般的には、10万円以上のもの)を購入すると、減価償却という処理をする必要があります。

その減価償却にも種類がありますが、今回は税制上、最も有利と思われる一括償却資産についてまとめてみました。

固定資産とは?

取得価格が10万円以上で、数年~数十年に渡って価値が減少するものをいいます。表現を変えると、一度で費用処理してはいけないものです。

例えば、車を購入した場合、購入した1年が使用できる年数と考える人は、ほとんどいないと思います。購入してから、数年は使用できると考えるかたがほとんどのはずです。

車以外ですと、建物や機械装置などがあります。

スマートフォンも機種によっては固定資産として取り扱う必要があります。99,999円のスマートフォンであれば消耗品費で費用処理できますが、10万円以上は固定資産となります。パソコンやタブレットなども対象です。

なお、土地は固定資産として計上する必要がありますが、減価償却費の対象ではありません。土地は経年劣化することは基本的にはありません。

減価償却とは?

例えば、車を購入した場合、購入した1年間だけ使うという人はほとんどいないと思います。これは、車が数年間乗ることができるという前提での話です。

この数年間を明確に定めてくれているのが、国税庁です。国税庁が定める耐用年数に応じて、資産の価値を減らしていく必要があります。

国税庁 - No.2100 減価償却のあらまし

https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/2100.htm

100万円の車の耐用年数が5年の場合、毎年20万円の減価償却が可能です(定額法で計算しています、分からない方は一旦無視していただいて問題ありません)。

一括償却とは?

固定資産の中で、購入価格が10万円~20万円未満の資産については、一括償却が可能です。

一括償却では、使用した年から3年間で、減価償却をすることが可能です。

個人事業主の場合、1月から12月が事業の期間となりますが、一括償却資産は1月に購入しても12月に購入しても、同じ処理で問題ありません。月ごとでの計算が不要です。脱税はいけませんが、利益が出そうな年に、事業に必要な固定資産(パソコンなど)があれば購入することで、利益を抑えることができます。

メリットは?

一括償却資産は、通常の減価償却よりも早く物の価値を減らすことができます。これは、費用を早く計上することと同じです。一括償却資産にて処理できることで、利益が出た年に費用を計上するなどの工夫をすれば、納税する金額を少なくすることができます。

届け出は必要?

税務署への届け出は不要です。一括償却資産として計上する必要もありませんので、状況次第では通常の償却としておいたほうがメリットが出る場合があります。

まとめ

減価償却の対象となる固定資産は、少なくとも10万円以上の買い物をすることで発生します。減価償却をする金額は、費用計上をする上で無視することのできないぐらいの影響があります。せっかく費用として計上できるのであれば、忘れることのないように減価償却費を費用計上するようにしていきましょう。

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